【古代エジプト展】神話の世界に迷い込んだ?-現地から気になる展示品をレポート-

先日、大盛況のうちに閉幕した古代エジプト展 -天地創造の神話-

抜け忍
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入場からスゴい人だったよ!

今後も、引き続き各地で(京都・静岡・八王子)開催されますが…

まさか、行くべきか迷ってないですよね?

写真で見ればいいや、とか思ってないですよね?

そんなあなたに一言。

 

抜け忍
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行って!

 

ただでさえ、コロナ渦で海外の博物館へ訪れることは困難。

その手間と時間をショートカット、たった1800円で素晴らしい展示を拝めるんだから、行かないなんてありえません。

もう一度言います。

 

抜け忍
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行くべき!

 

…とは言え、様々な諸事情で無理ゲーな方も居そう。

この記事は、そんな方向け。

雰囲気だけでもお伝えしようと頑張りました。

では、どうぞ。

(館内は写真撮影OK)

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展示品の数々に興奮が止まらない!

まず一体目。

口火を切ったのは、入り口で鎮座していたアヌビス

抜け忍
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俊敏なジャッカルの特徴をとらえた素晴らしいフォルム。

エジプト神話でお馴染み冥界の神様。バラバラになったオシリスを復活させたエピソードでも有名。

ミイラ作りの守護神でもあります。

 

次の二体も目を引きました。

 

(左)は女神イシス。幼い我が子ホルスに授乳中。なんとも微笑ましい。

 

(右)は冥界の支配者オシリス。エジプト神話を代表する神様。

夫オシリス・妻イシス・子ホルスの並びに思わずニヤリ。神話を意識した、かなり象徴的な展示。やってくれます。

 

ちょっとわかりにくいのがコチラ。男性の体に女性の乳房を持つ両性具有の神様ハピ

 

この石板では女性らしさ(乳房)を確認できます。

毎年氾濫するナイル川は、上流から肥沃な土を運び、大地に豊穣をもたらしました。

正に「ナイルの賜物(たまもの)」。

そのナイル川のワイルドな一面と、豊かな一面を神格化したのがハピと言うワケ。

 

抜け忍
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柔和な笑顔にも注目。なんだかホッとするね。

 

エジプトにライオン!?

 

ちょっとビックリしません?

セクメトはライオンの化身で「強い女性」と言う意味。

 

エジプト神話では太陽神ラーの娘として登場。灼熱の息を吹きかけ敵を倒す様が、ファラオたちにも人気だったようです。

 

威風堂々としたセクメト。

 

台座のデザインも手抜き感ナシ。

抜け忍
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セクメトへの敬意が伝わるね。

 

これもオモシロイ!

 

(左)はヒヒの護符で、知恵の神トトの化身。

抜け忍
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ヒヒverを拝めてありがたや~(←トキの頭で描かれることが多い)。

 

(右)はハヤブサの頭を持つワニ。古代エジプトでは、神々の力を合わせることで、より強い力を発揮出切ると考えていました。

抜け忍
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大空を舞うハヤブサ + ナイル川に生息するワニ!かなり強いご加護がありそう!

 

そして出ました!大人気のバステト様!

抜け忍
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インテリアとしても素晴らしい!

 

犬と仲良くした古代人の形跡は数多く見かけますが、ここまで猫を愛した国民性はユニーク。

抜け忍
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亡骸はミイラにしたよ。溺愛どんだけ!

 

さらにマングース。

ちょっと「猫ひろし」っぽいけどマングース。ネズミや蛇を退治してくれる彼らも、猫同様、神性視されました。

 

中盤に差し掛かり、ようやくスフィンクス像のお出まし。はて?一体誰?

 

なになに、ハトシェプスト or トトメス3世…

 

抜け忍
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ギャーーーース!

 

ハトシェプストは、古代エジプトでも珍しい女性ファラオで、義理の息子トトメス3世との確執を経て王座に就任。

一見、暴君のようなイメージですが、諸外国と友好的な貿易を行いました。

 

王の威厳がビンビン!なんたる凛々しいお顔!(女性だけど)

 

はぁ~、ビックリした。何の前触れもなく表れるので心臓に悪すぎ。

 

お次はコチラ。

 

書記ホリさんが神々に祭りの開催を願った一枚。

当時の書記はエリート中のエリート。なんせ文字の識字率は1%未満。読み書きが出来ただけでも重宝されました。

 

またもや石板?石碑?

 

えーと、トゥトゥアンクアメン王と妃を描いたアーキトラヴ?

抜け忍
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…マジ?

 

だから心臓に悪いんだって!

 

いきなりの少年王に度肝!(枠内はツタンカーメンと妻のアンケセナーメン)

ツタンカーメンは出生から死に至るまで謎だらけなのですが、前身のトゥトゥ・アンク・アテンから→トゥトゥ・アンク・アメンに至るまでのエピソードは激アツ!

そこには、愛を強く求め、愛ゆえに滅びた聖帝サウザーのようなファラオ・アクエンアテンが一枚絡んでいます。しかし(長尺なので)ここでは語りません。

 

コレにも仰天!イメージと全く違いました。

 

エジプト神話の一つメンフィス神話に登場する創造神プタハです。

一見グロ注意ですが、太陽をモチーフにした神聖な像。シンプルなデザインが「万物の始まり」を予感させます。

 

そして最も見入ったのが、このミイラマスク。

 

左右対称に描かれた素晴らしいデザイン!

 

横から。

 

後ろには息を飲む絵柄が!

翼を広げたお方はどなた?全くわかりません。お馴染みのオシリス・イシス・ホルスは確認できたので、何らかの神様であることは間違いないのですが。

抜け忍
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バー(魂)かな?ちょっと謎。想像してみるのも楽しい♪

 

とどめのオシリス様。

冥界の王だけに、どこか不気味な雰囲気。

 

抜け忍
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ちなみに両手に握っているのは
・ヘカ(王笏・おうしゃく→権力の象徴)
・ネケク(殻竿・からさお→豊穣の象徴)

2本持つことが王権のシンボル。

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まとめ:これだけは抑えておきたい

ホントは、まだまだ紹介したいのですが、キリがありません。

なんせ展示品は全部で134点。その全てを記事にするのは不可能。

抜け忍
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公式サイトじゃないんだから。

そんなワケで、個人的に気になった展示のみをチョイス。

抜け忍
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少しは刺さったかしら?

もし一ミリでも気になったら、是非、足を運んでみてください。

その際の、注意点もまとめました。

入場制限は大前提

(エジプト展に限らず)人気の展示は、今後も入場制限がデフォになりそう。

 

今回の現地到着は12:38。

 

ですが、すぐには入れず整理券を渡され、

入館までの1時間弱は近所でランチ。

場合によっては2時間以上待つ場合もあるので、カフェなどを事前にチェック、関連書籍を読みながら待機が◎。

予習は必須

めちゃくちゃ大事。

展示会では、古代エジプトやエジプト神話について解説したパネルがあちこちにあります。

ですが、そのほとんどは知識ゼロの方向け。

時間を割いて読むのは、あまりにももったいない。

もちろん制限は無いので、いくら長居しても構いませんが、体力的には1時間半~2時間くらいが限界では?

それなら来館前に予習して知識をストック、あとはゆっくり展示品を眺めた方が、何倍も楽しめます。

少なくとも、オシリス神話に登場する神様や、代表的なファラオくらいは抑えておきたいもの。

 

ここでは関連書籍をピックアップ。

 

カラー版 徹底図解 古代エジプト」は、見開き2ページで1テーマ完結。タイトル通り図解も多く、視覚からダイレクトに理解できます。

抜け忍
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はじめの一冊として、かなりオススメ。

 

右の2冊は吉村作治先生の著書。先生の本はどれも似たり寄ったりですが、この2冊は今までの集大成。

ある程度、知識が前提の箇所もあるので、やっぱり「カラー版~」 → 「古代エジプトの謎」に進むのが良さげ。

抜け忍
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この3冊を網羅すれば、かなりの古代エジプト通!

 

学習まんがも侮れません。

特にハワード・カーターは必読。

青春の全てをエジプトに懸け、人生の全てを発掘に捧げた考古学者です。

どこまでも報われることのない彼が最後に手に入れたものは…。

抜け忍
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この本で、さらに古代エジプトが好きになったよ!

撮影について

展示会によって写真撮影はNGだったりしますが、今回は◎。

ただ、これも良し悪し。

どうしても撮影熱心な方が居て、そこで流れが止まってしまう。

長い方だと5分近くパシャパシャ。展示を見たいのか、撮影がメインなのか、わかりません。

趣味程度に1~2枚撮ったら、あとはじっくり見ましょうよ。

パネルの黙読同様、時間がもったいないです。

 

…他にも、スマホで調べながら全く場所を空けない方や、立ち入り禁止の枠内で思いっきり撮影しちゃう方などetc. 

せめて最低限のルールは守りたいですよね。

言ってる自分も、中盤、変なテンションが発生。マスクが外れていることに気付かず、警備員さんからイエローカード。

抜け忍
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ダメね。ダメダメ。

でも、目の前に数千年前の彫像があるんですよ!そりゃ興奮してマスクも外れますよ!

ネフェルティティ王妃(or 王女メリトアテン)の頭部

一回くらいのミスなら、オシリス様も許してくれる…わきゃないか。

抜け忍
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アメミトの食事決定~!