貧乏飯の理論と実践【レシピ以前に知っておきたいこと】

貧乏飯と言っても、決して貧乏臭くありません。 

むしろ貧乏を脱出してより良い生活を送ることが目標。 

つまりこんな方向けの記事。 

・お安く美味しいものが食べたい 
・手軽に美味しいものが食べたい 
・浮いた食費で生活を充実させたい

いずれも簡単な知識で達成できます。知っておいて損はありません。

特に今まで自炊してこなかった方は必読。 

 

抜け忍
抜け忍

食費をコントロールして、有意義な人生を送ろう!

スポンサーリンク

月の食費10,000円は可能か 

結論から言いますね。

 

可能です

 

完全自炊オンリーなら10,000円は全然いけます。

 

無謀ですか?

不可能に思えますか?

 

わかりますよ。あなたの思っていること。 

 

・なんだか無理してそう 
・同じもの食べまくってそう
 

 

違いますか?

 

恐らくバラエティー番組(黄◯伝説など)の影響で、未だに食費一万円苦痛神話がまかり通っていますが、そんなことは全くありません。

 

自炊でレシピを工夫するだけ。 

難しい手順も一切ありません。 

 

食費10,000円へのコツはズバリ2つ。 

・安い食材を手に入れる
・何をウマイと感じるのか 

この2つを抑えれば、飽きずに自炊も食事も楽しめます。

 

安い食材は、SEIYUなどの格安スーパー、近所の八百屋、ローソンストア100などを回れば幾らでも入手可。

あとはうま味の秘密を知ること

これでアナタは無敵です。

うま味の秘密

人間にとって「ウマイ」とは何なのか。

順を追って説明していきますね。

抜け忍
抜け忍

大きく分けて3つあるよ。

うま味は五感で感じる

うま味は、舌先だけで感じているわけじゃありません。 

例えば聴覚。 

ミシュランの三ツ星料理家ヘストン・ブルメンダールさんは、「Sound of  the Sea(海の音色)」と言う料理で、聴覚が風味へ与える影響を実験しました。 

日本人なら、波の音を聞きながら、海の家で食事をした方も多いはず。

なんとなくニュアンス伝わります? 

 

抜け忍
抜け忍

野外での食事が美味しく感じるのは、気のせいじゃない! 

 

或いは嗅覚。 

臭いは最も原始的な感覚で、他の感覚器と違って、脳へ直に情報を伝えます。

 

抜け忍
抜け忍

野生動物が腐った食べ物を回避するために発達したよ。 

 

本来、刺激臭は危険そのもの。それでもラーメンに大量のニンニクを入れるのは、ダイレクトな感覚が病み付きになっているせいでしょう。 

主なうま味成分は3つ

抑えておきたいうま味成分もあります。 

・グルタミン酸 
・グアニル酸 
・イノシン酸 

代表的な組み合わせは、 

・昆布だし(グルタミン酸) + かつお節(イノシン酸) 
・干しシイタケ(グアニル酸) + かつお節(イノシン酸) 

いずれも味の相乗効果で強力な出汁になります。  

鍋などの残り汁がウマイのは、それぞれの成分が極限まで引き出されたから。 

抜け忍
抜け忍

ザックリ、動物性=イノシン酸野菜=グルタミン酸くらいに覚えておけば大丈夫。下記サイトも参考になるよ。 

日本人とテクスチャー

またもや、ピンとこないワードが出ました。

なんのことはない。テクスチャーとは食感のことです。 

実は日本食ほど食感の豊かな料理は他にありません。 

アメリカ人が使うテクスチャー用語が合計75語であったのに対し、日本人が使う用語はその5倍以上の406語もあったという有名な報告があります。 

引用:石川伸一「料理と科学のおいしい出会い」 

例えば、お馴染みの食感にヴァリエーションを加えてみますね。 

・カリカリ → ガリガリ 
・サクサク → ザクザク 
・パリパリ → バ リバリ 
・ポリポリ → ボリボリetc.  

かた焼きせんべいやクッキー、フレッシュな野菜、酒のアテなど、人によって思い浮かぶ食べ物は様々。

それくらい日本人にとって食感は豊富で、非常に馴染み深いワケです。 

大別すると、 

舌や嗅覚で感じる味覚→「化学的なおいしさ」 
唇・歯などで感じる味覚→「物理的なおいしさ」 

触感の全くない流動食が、いかに味気無いことか。

 

抜け忍
抜け忍

想像しただけでもゲンナリ。 

 

他にも脂質のうま味や、温度による感度の違い(暖かい料理→甘味を感じやすい)、卵の閾値(いきち)などもありますが、個人で自炊する分には、ここまでで充分。 

【まとめ:うま味の秘密】 
・うま味は五感で感じる(聴覚・嗅覚など
・主なうま味成分は3つ(グルタミン酸・グアニル酸・イノシン酸
食感も大切に
スポンサーリンク

塩ラーメンで実験してみた

ザックリ理論を覚えたら、早速、実験。

用意したのは、サッポロ一番「塩ラーメン」干し椎茸

 

とりあえず、調味料と麺を半分こ。

 

半分だけお湯に入れて、

 

普通にいただきます。

抜け忍
抜け忍

うーん。優秀すぎるんだが。ウマイよ。普通にウマイ。

 

企画が成り立つか不安になってきましたが、今度は干し椎茸で出汁を取ります。

3時間ほど水に浸すと、

 

黄金色に染まります。

 

こんなカンジ。

 

そこに残りのラーメン半分と調味料を投入!

抜け忍
抜け忍

出汁のマジックを信じる!

 

煮込むこと5分。

 

抜け忍
抜け忍

どうだ?どうなんだ?

 

そりゃ、ウマイですよ。味に深みも出て、さらに上品なスープになりました。

 

さて、この実験で何を狙ったか。

袋麺の成分をご覧ください。

イノシン酸だらけなワケです。

そこへ「グアニル酸の干し椎茸で出汁を足したらどうなる?

 

結果は成功。

いずれも安い食材でうま味を引き出せました。

 

残ったスープはもったいないので、炊き込みご飯に。

もちろん美味しい。

 

ここまでをまとめると、

① うま味の正体を知る
② 安い食材と安い調味料を使う
③ ①と②を組み合わせてレシピを考える

簡単でしょ?

スポンサーリンク

貧乏飯の救世主「パスタ」

貧乏飯の定番・パスタも、全く同じ理屈で、美味しくいただけます。

材料
・パスタ
・しめじ
・玉ねぎ
・半熟卵
・アンチョビ

 

玉ねぎとしめじはカットしてスタンバイ(しめじは「石づき」をカット)。

あとは以下の手順。

①パスタをゆでる
②オリーブオイルとにんにく(チューブ)で玉ねぎ・しめじ炒める
③ゆで上がったパスタとアンチョビ(数切れ)を②に絡める
④半熟卵をのせる

抜け忍
抜け忍

オリーブオイル・にんにく・アンチョビで香りに特化したパスタ。アンチョビ自体もうま味(グルタミン酸)を発揮!

キッチンばさみと玉ねぎのカットに使用したりんごカッターは100均で購入
アンチョビも100均で購入
半熟卵は沸騰したお湯(火は止める)に15分ほど入れるだけ

 

パスタはグラムあたりの単価が、とにかく安い。

同じ炭水化物の白米と比べても破格の安さ。

レシピも、ほぼ無限。しかもメチャクチャ簡単。

 

他には鍋やスープ、カレーなどもラクに調理できて美味。

 

見た目は悪いけどキムチ鍋(キムチ + テンジャン + ダシダ + 具材)。最早グルタミン酸とイノシン酸祭り。

アンチョビキムチなどの発酵食品は、うま味が強いだけでなく、調味料としても使えます。食材との相性も良いのでオススメ。
抜け忍
抜け忍

原材料を見ても(↓)キムチはうま味だらけ。調味料としても優秀なのが、よくわかるね。

スポンサーリンク

まとめ

参考までに、自宅の調味料も並べてみました。

ここに先ほどのりんごカッターやキッチンばさみ、フライパン、鍋などを加えると総額1500~2000円くらい。

 

これらは貧乏飯を始める前の初期投資。

必ず抑えておきたいところ。

 

抜け忍
抜け忍

絶対にやめてほしいのは、

パンだけで1ヶ月しのぐ
水とチョコレートで1ヶ月頑張ったetc.

などなど。これらは、ただの我慢比べです。絶対に続きません。調味料を揃えて、簡単な調理をすること。それが長く続けるコツです。

 

以上を踏まえて、貧乏飯の利点をまとめると、

貧乏飯のメリット
・難解な知識は不要
・複雑な技術も不要
・再現性が非常に高い
・倹約に直結しやすい

プログラミングや外国語を学んでマネタイズするより、圧倒的にラクで成果も出やすいのです。

 

抜け忍
抜け忍

要は固定費(食費・家賃など)を下げるってことね。

 

結局、政策が変わろうが税率が上がろうが、個人に出来るマネープランは2つ。

 

・メチャクチャ稼ぐか
・メチャクチャ抑えるか

 

これだけ。貧乏飯は後者に特化。支出を抑えるにはもってこい。誰にでも再現できます。

 

もちろん長期スパンで実践すれば、財産も残せます。さらに食材の知識(カロリー・栄養価など)や健康に関するアンテナも高まるので一石二鳥(⇒健康のキープは国家資格に匹敵するほど超重要)。

 

抜け忍
抜け忍

ちなみに現在の食費は(外食込みで)15000円前後。年々食費を切り詰めていますがストレスはほぼゼロ♪

 

もう迷う必要はありません。

流されて怪しい金融商品を買うのはやめましょう。

景気に左右されない安定した倹約を目指しましょう。

地道な「貧乏飯」こそ最強のマネー戦略です!

 

【参考文献】