いきなりですが、大半の英語学習は「読むこと」だけで終わっています。
「書くこと」「話すこと」が抜け落ちているんですね。

私もそうでした。
それでも話し出すと、なんとかコミュニケーションを成立させてしまう。
拙いながらも意思を疎通させてしまう。
そんな方も良く見かけます。
つまり会話のための下地は既に整っているんです。
ここまで英検準1級を目指してきた方にも、きっとストックは備わっているはず。
そうなれば、あとは練習あるのみ。
リーディング素材で集めた言い回しや、教材で覚えた表現を繰り返し使えば、ライティングやスピーキングにも充分対応できます。

論文やスピーチのような立派な英文はいりません。
ハードル低めで行きましょう。
ライティングは日本語力と英語的な発想が決め手
ライティングで大切なことは日本語力です。
私が受験した当時は手紙の返答でしたが、気を付けたことはその場で思いついた日本語をいかに英語に置き換えるか。それだけ。
あとは意見 → サポート → 結論の順番で書いてオシマイ。
ややこしく考えません。
・難しい単語
・難しい構文
・難しい表現
これらも一切必要ありません。
英検で問われているのは「英語的な発想で書かれているかどうか」。

英語的な発想?
↓
結論をサポート(理由付け)
↓
もう一度結論
上記は発信する際の典型的な「型」ですが、英検では、この「英語的な発想=型」を見ているわけです。
だから複雑な言い回しより、思い付いた日本語を最低限の汎用表現で書くことが出来れば充分。
ここでは書籍を紹介します。
私の稚拙な英作文より、プロの手とプロの編集を通した英文を参考にした方が、はるかに参考になるので。
私は第4部の「手紙・eメール問題への対策」を重点的にやっつけましたが、エッセイライティングについて掘り下げた第1~3部も非常に有益。
是非、書店で手に取ってご確認ください。
ネットでお手本になるエッセイも見かけるので、下記サイト等も参考にしてみては?平易な表現で再現性もあります。
ちなみに英検の模範解答はスルーが賢明。
準1級を目指すには、ややハードル高め。少なくとも私には堅苦しい文章に感じました。
・英語力より日本語力
・平易な表現をストックしておく
スピーキングを「ひとりごと」で攻略

二次試験のスピーキング対策は、ほぼしませんでした。
普段から身の回りの情景をつぶやいたり、気になったテーマをひとりごとで繰り返すのみ。
結局スピーキングはストックした表現を素早く使えるかどうかなので、ひとりごとを繰り返せば、それだけで立派な対策になってしまうのです。
あとは、
・落ち着いてゆっくりハッキリ話す
・yeahは用いない
面接では、この2点を特に意識すること。
大きな声でハッキリ話した方が伝わりやすく、落ち着いて堂々としていれば好印象にもつながります。

ゆっくり話せば考える時間も稼げるので、一石三鳥。
それとありがちなのがyeah。
初対面の返答でYeah, all right.(あー、わかったよ)などはメチャクチャ失礼。
シンプルですが、返答はYes(はい)が一番無難。
・ひとりごとでストックした表現を使い倒す
・面接はゆっくりハッキリ堂々と話す
次回は伝えきれなかった補足事項をまとめています。
引き続き参考にして頂ければ幸いです。