ファクトフルネスは全人類を救う「希望の書」【要約と書評】

いきなりですが、今すぐ買って読みましょう(キッパリ)。 

本の内容を実践することで、物事をフラットに捉えることが出来ます。

つまり本質を捉える力が身に付くと言うワケ。

情報過多の現代では、非常に重要なスキル。

記事内では要点をまとめていますが、購入を強く強く勧めます。

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ファクトフルネスの意味とドラマチックすぎる世界の見方

まずは簡単なクイズから。下記の設問について考えてみてください。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

【正解】
質問1の解答 60%
質問2の解答 中所得国
質問3の解答 半分になった

良くありがちな質問ですね。それでも、大半の方は誤解していませんでした?

「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。金持ちはより一層金持ちになり、貧乏人はより一層貧乏になり、貧困は増え続ける一方だ。何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きてしまう」 少なくとも西洋諸国においてはそれがメディアでよく聞く話だし、人々に染みついた考え方なのではないか。わたしはこれを「ドラマチックすぎる世界の見方」と呼んでいる。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

著者のハンス・ロスリングさんは、ドラマチックな見方(=過剰なマイナスイメージ)は間違ったものと一刀両断。「事実に基づく世界の見方」を提案しています。

抜け忍
抜け忍

なんでこんな見方になるの?

それは本能によるもの。

中でも危機察知は狩猟時代において、とても重要視されました。いち早く危険を回避することが命の温存につながったからです。

しかし現代では、危険を知らせる情報が常に流れ、ドラマチックすぎる見方に傾くことが増えてきました。

正常にモノを見ることが出来ないんです

ここで大切なことは3つ。

・危険に対する警戒は怠らない
・ドラマチックすぎる見方は避ける
・事実に基づく見方(ファクトフルネス)を徹底する

楽観的な見方を勧めているわけではありません。

目の前の危険にはキチンと警戒すべき。

ただ、その際は、事実に基づくフラットな判断を心がけましょう。

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ファクトフルネスで抑えるべき3つの本能

本来なら掲載されている「10の本能」全てに目を通してもらいたいのですが、大別すれば、この3つに集約されそう。

一つずつ見て行きましょう。

分断本能

「貧しい国」と「豊かな国」。「西洋諸国」と「その他の国々」。「北国」と「南国」。「低所得」と「高所得」。

人は様々な物事を解りやすく理解するため、どうしても2つのグループに分けたい生き物。

その勘違いが世界を間違った見方に導きます。

例えば「ブラジル」。頭の中に浮かぶイメージは何ですか?

サッカー?治安の悪さ?それとも貧困?

メディアで流される断片的な印象で判断しがちですが、少なくとも所得に関する格差は確実に低下。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

現在、ブラジル全体では裕福な10%の人たちが国全体の所得の41%を牛耳っています。

これは確かに酷い。

確かに酷いのですが、1989年からの統計からだと改善しているのです。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

所得の分布でも、レベル3で暮らしている方々が増加。

ちなみにレベル1~2は極度の貧困。満足な生活を送れずその日暮らし。衣服が無いことや、食事にありつけないことも。医療にもかかれずギリギリの生活水準。

レベル3はイメージで言えば戦後~70年代の日本。最低限の家と食事に恵まれ、贅沢は出来ないものの、教育も受けられ、将来の展望が持てる生活。

つまり「ブラジル=裸足の少年がサッカー」みたいな印象は、もう古い。スラム街ばかりをクローズアップされますが、状況は少しずつ良くなっているのです。

気を付けるべき点は2つ。

・物事を細かいレベルで分けること
・信頼出来るソースを参照にすること

貧困と一口に言っても、限りなく所得に恵まれた人たちから最底辺の生活を送る人まで様々。

細かいレベルで物事を見ないと、全てが貧しく見えてしまいます。

そのためにも、信頼出来るデータ(ユニセフなど)を参照することが大事。

ネガティブ本能

早速ですが、グラフを見て下さい。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

貧困率は改善、平均寿命も伸びる一方。

この2つのグラフが打破するのは「世界はどんどん悪くなっている」という典型的な思い込み

勿論、深刻な課題は山ほどあります。ですが、豊かで暮らしやすい世の中にもなっているんです。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

グラフを見れば一目瞭然。

しかしここでも、メディアの片寄った報道で、良いニュースは遮断、悪い報道ばかりが目につき、ネガティブ本能が刺激されてしまうのです。

特に悪いニュースは、「かつてない危機が迫っている!」等ドラマチックに加工されやすく、ネットによって広まりやすいので要注意。

これらの歪んだ情報で希望を失っては絶対いけません

常に、「悪い」と「良い」は両立することを肝に銘じておきましょう。

直線本能

お次はグラフの見方。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

なんの予備知識もなくグラフを眺めたら、一直線に伸びるイメージがわきませんか?

そこで答え合わせ。

引用:ハンス・ロスリング「FACTFULLNESS」

今後の人口は緩やかな増加が予想されます。

大きな理由は子供の人口が増えないから

グラフを見ても、子供の数は横ばい。

人口爆発を止める最も有効な手段は子供を増やさないことですから、既にその段階に入っていると言うことです。

世界全体で豊かな暮らしが実現しつつあることは既に述べました。

そうなれば、「働き手として子供を増やさなくてもいい 」 「子供に貧しい思いをさせたくない」 「良い教育を受けさせたい」等の思惑が働きます。

それが子供の数を減らすことに繋がり、人口増加の歯止めになると言うワケ。

上記のように、(良化にせよ悪化にせよ)一直線に伸びるグラフは非常に強いイメージを与えるため、一度距離を置いて眺めた方が懸命です。

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ファクトフルネスを実践しよう

ここまで挙げた3つの本能をまとめると、

1.分断本能を抑えるには…大半の人がどこにいるかを探そう
2.ネガティブ本能を抑えるには…悪いニュースが広まりやすいことを覚えておこう
3.直線本能を抑えるには…直線もいつかは曲がることを知ろう

ファクトフルネスの意味を理解し、何事も事実を前提に眺めれば、決して悪い世の中じゃないことに気付きます。

つまり希望が持てるのです。

あとは実践するのみ。

私は国連のグラフを眺めて長期投資をキッパリ辞めました。子供が増えず、働き手の若者が年金受給者に移行する世の中では金回りも鈍り、長期投資の恩恵を受けにくいと考えたからです。

ある程度、負債は出しましたがメンタルの負担も減り、引き上げた資金を自由に使えることで気分は前向き。

なにも堅苦しいテーマだけではありません。 芸能や趣味など、興味の範囲で充分。

キチンとしたデータを元に、ネガティブなことからポジティブな一面を発見する作業は非常に能動的。

勇気も元気もわいてきます。

アナタもトライしてみてください。 きっと同じ体験を味わえるはず。

ファクトフルネスは、実践した人間全てに希望をもたらします。

間違いありません。