この記事にたどり着いたと言うことは、初代と二代目も読んでくれたんですよね?
まだまだお腹いっぱいじゃないですよね?
引き続き火影の謎に迫りますので、付いてきてください。
くれぐれも目を離さずに。
三代目火影 猿飛ヒルゼン

これは誰の目にも明らかですが、猿飛佐助と動物の猿がモチーフ。
見た目が似ていることから、二代目扉間も親しみをこめて「猿」と呼んでいました。

口寄せも猿だったね(猿猴王・猿魔)。
では、三代目を「サスケ」と名付けなかったのはなぜか。
答えは簡単。
それは猿飛佐助が持つ若々しいイメージを嫌ったためでしょう。
元々、真田十勇士や他のアニメなどにも登場した猿飛佐助。いずれもとにかく若い。

これでは老獪な三代目と全く合いません。

ベタ過ぎる忍者を登場させたくなかった可能性もあるね。
それでも、その名前は作中で使われています。
一人は猿飛サスケ。
もう一人はうちはサスケ。
猿飛サスケは猿飛ヒルゼンの父親。
うちはサスケは、ナルトと対を成す主要キャラクター。
どちらも青年期の設定なので違和感ありません。
そうなると残された謎はヒルゼン。

一体なんぞや?
実は岡山県に蒜山(ヒルゼン)と言う山があります。山陰地方では有名なレジャースポット。ご存知の方も多いのでは?

それが何の関係?
関係は大アリです。
作者、岸本斉史先生の故郷・岡山県勝田郡と蒜山までは83キロ、車で約90分ほどの距離。

同じ県内で知らないワケがありません。
また蒜山の茅部神社を登ると、そこは高天ヶ原。アマテラスオオミカミなど、天上の神々が住んでいた場所でもあります。

古事記との繋がりも見つかりました。
妻の猿飛ビワコも、恐らく琵琶湖から。二人とも有名な観光地から名付けられた可能性大。
これ以上、三代目をヒルゼンにした理由が見つかるでしょうか(反語)?
四代目火影 波風ミナト

ここからさらに核心に迫ります。
波風ミナト。
波と風と港。
連想されるイメージは海や水。
ちょうど古事記にピッタリの神さまが居るんです。
その名も、ハヤアキツヒコ・ハヤアキツヒメ(男女一対の神)。またの名を水戸神(みなとのかみ)。
ハヤアキツは漢字に起こすと速秋津。
さらに分解すると、
速:「潮流や水の流れが速い」の意味。
秋:「アキ」は開(あく・ひらく)→「河口が海へ開いている」の意味。
津:「港」の意味。
速秋津を字義どおり解釈すると、
河口や港まで水が素早く流れ込む
そんな画像が浮かびませんか?
四代目の忍術・瞬身の術や飛雷神の術と重なりませんか?
だって、そうじゃないですか。
波と風と港なら、水遁や風遁の使い手でもおかしくないのに、そんなシーンはほぼありません。

螺旋丸は単なるチャクラの形態変化。風の性質はカンケーないよ。
やはりスピードを生かした忍術が持ち味。
それなら「速やかに流れる」ハヤアキツヒコ・ハヤアキツヒメ、水戸神(みなとのかみ)を、名前の由来に考えた方が自然です。
最後に爆弾。
妻・波風クシナが夫・ミナトを見た第一印象は、
「頼りなさそうで女男みたい」
これって正に男女一対の神のことでは…?
…今回もやってやりましたよ。岸本先生もネタバレの嵐にブッ飛んでいるはず。
え?何スか?
「妄想だろ?」って?

ぐっ…。
自信はありますが「真相です!」と言えないのがツラい。
しかしめげません。次回は残された火影たちを一気にやっつけます!