NARUTO -ナルト-と古事記のエトセトラ 【日本神話の神々】

巷では漫画「NARUTO -ナルト-」と古事記の関係がアツいとか。

言われてみれば、やたら神話の神様が登場しますよね。

個人的な考察も含めて探ってみます。

真相は一体…?

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ナルト=オオクニヌシ説

出典:Japanese Experts Net 

正直「そうなの?」と言うのが本音。

大國主命(オオクニヌシノミコト)は読んで字のごとく、土着の神々を従え、国作りを始める神様。

その過程で兄弟からイジメを受けたり、スサノオから命からがら逃げたりと、RPG要素満載で成長していくんです。

正に木の葉の火影を目指すナルトそっくり

でもね。

コレって神話では定番中の定番エピソード。珍しくもなんともありません。

抜け忍
抜け忍

イマイチ説得力薄いなぁ。

サスケ=直径エリート神

そこに、ライバル・サスケが登場。

神々の名前を関した忍術が炸裂!

天照(アマテラス)と須佐能乎(スサノオ)  出典:NARUTO-ナルト-

アマテラススサノオ

いずれも古事記では重要なポジションを占める神。

どのくらいスゴいかって言うと、

原初神アメノミナカヌシを含む5柱
    
独神(ひとりがみ)2柱とイザナギとイザナミを含むペアの神が5組
    
イザナギから生まれたのがアマテラス・ツクヨミ・スサノオ

抜け忍
抜け忍

この世に現れた神様を順番に並べてみた。古い神様の方がエラいよ。ちなみに数える時の単位は「」。

つまりアマテラスとスサノオは、天界に住まう神代七代(かみよななよ)の一柱・イザナギ直径のエリート。

抜け忍
抜け忍

神代七代はA◯Bの神7みたいなモン。

スゴいでしょ。

そのエリート神の忍術を使用するサスケもスーパーエリート。

これはかなり説得力が出てきました。

国譲りと天孫降臨

なんでかって?

古事記によく似たエピソードがあるんです。

それは国譲りと天孫降臨

順調に土着の神々と国作りを進めていたオオクニヌシですが、面白くなかったのは天界トップの神アマテラスオオミカミ

出典:isejingu.or.jp

アマテラスは国作りどころか、この国の誕生に関わったイザナギから生まれた

歴代の神々でも、ほぼ最上位ランク。

オオクニヌシ?誰よそれ?この国は元々アタイのもんよ!

アマテラスは武闘派タケミカヅチを地上に派遣、あっさりオオクニヌシを説得。

その後、後任にニニギノミコトを天から使わせ国を統べるのです。

ニニギノミコトと天孫降臨 出典:e-kayo.co.jp

この土着の神々 vs 天界のエリートと言う構図が、ナルト vs サスケにそっくり。

これが漫画「NARUTO -ナルト-」=古事記説の真相ですね。

抜け忍
抜け忍

ようやく納得しました。

古事記を知れば面白さ○倍!?

ナルトとサスケの関係を見れば、古事記がモチーフになっていることは間違いなさそう。

そうなると、他のキャラや忍術も気になってきます。

代表的なモノだけ抑えますね。

炎遁・加具土命(えんとん・カグツチ)=ヒノカグツチノカミ

出典:NARUTO-ナルト- 神道 神社

カグヅチは強力な炎の忍術で、対象を焼き付くします。

ヒノカグツチも生まれるや、身にまとった灼熱の炎で、産みの親イザナミを亡きものに。

月読(ツクヨミ)=ツクヨミノミコト

出典:NARUTO-ナルト- wikipedia

原作では幻術として登場する月読。術者の力に応じて、広範囲に影響を及ぼすことも可。

一方のツクヨミノミコトは、アマテラス・スサノオと並んで重要な神ですが、古事記での出番は、ほぼゼロ。中々の地味っぷり。

うちは一族の鴉=八咫烏

出典:NARUTO-ナルト- wikipedia

うちは一族が鴉をまとうシーンはデフォ。

これは天界からの使者・八咫烏(やたがらす)。神武天皇が東征の際に駆けつけます。

熊の毒に当たって気を失った神武天皇ですが、タケミカヅチから拝領された剣を持つとみるみる復活。

烏のガイドで再び東へ向かうのです。

大蛇丸(おろちまる)=ヤマタノオロチ

出典:NARUTO-ナルト- daisukeokamotoyorozu

これはモロですね。

大蛇丸が口から剣を吐き出すシーンは、かなりのインパクト。

印象に残っている方も多いのでは?

吐き出された刀剣は「草薙の剣」。

古事記でも、退治されたヤマタノオロチの体内から、草薙の剣が見つかります。

自来也(じらいや)とカカシ

出典:NARUTO-ナルト-

どちらもナルトをサポートする重要なキャラクター。

自来也はガマの力を憑依することで強力な仙術を発揮。

カカシ先生の異名はコピー忍者。実力は折り紙付きで、後の六代目火影になるほど。

二人はオオクニヌシが国作りの際、ヒキガエルとカカシへ、スクナビコノカミについて尋ねたことがモチーフ。

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実はハイブリッド

ナルトのキャラクターは多数。

忍術も多彩。

そうなるとネーミングは日本の神々だけでは追い付きません。

九尾の狐は中国の妖怪。

ロック・リーも明らかにブルース・リー。

意外と中華臭もプンプン。

一方で仏道やインドの影響も見られます。

抜け忍
抜け忍

それを違和感なく溶け込ませるセンスの良さよ!

NARUTO -ナルト-はハイブリッドな作品なので、文化や風習を学んで読むと、さらに面白い。

是非、古事記だけでも抑えて、再読してみては?

岸本斉史先生の偉大さも解ります。