近頃、北欧神話の認知度も上がって、世間で目にする機会も増えてきました。
そんな今だから、改めて取り上げてみたくなった次第。
特に今回はモンスターに絞って記事にしています。
多分、男子が好きそうな企画。
一番、楽しんでいるのは管理人なんですけどね。
北欧神話のモンスターたち
アングルボザ【危険度★☆☆☆☆】

ロキの奥さん。つまり後述するフェンリル、ヨルムンガンド、ヘルのお母さん。
彼女自身は穏やかな巨人ですが、遺伝子のなせる業か、最凶の怪物たちを産んでしまいます。
悪い意味でロキとの相性は抜群でした。
グルヴェイグ【危険度★☆☆☆☆】

ヴァン神族の魔女。アース神族に「セイズ呪術(魂を肉体から分離させ移動させる呪術)」を伝えました。
その際、性的な快感が伴うため、アース神族の女神たちは大ハマり。
堕落を恐れたアース神族は、グルヴェイグを処刑しますが、この一件でアース神族とヴァン神族は険悪に。
遂には神々同士の戦いへと発展しました。
ニーズヘッグ【危険度★★☆☆☆】

世界樹ユグドラシルの根元に生息。
強力な牙で根っこに噛みつき、養分を吸収しています。
放置しておくと、世界樹が危険にさらされることからエントリー。
ガルム【危険度★★★☆☆】

冥界の番犬。
女王ヘルに仕え、脱走者は一人残らず噛み殺すほどの獰猛さ。
ラグナログでは数々の戦士に傷を負わせますが、最後は隻腕の神テュールと相討ちに。
スコルとハティ【危険度★★★☆☆】

世界を照らす太陽の女神ソールと月の神マーニ。
これを疎んじた巨人たちは、恐ろしい2匹のオオカミを遣わせます。
その名もスコルとハティ。
2匹は、それぞれソールとマーニを食らい、世界は闇に包まれました。
ウートガルザ・ロキ【危険度★★★☆☆】

巨人の国ヨトゥンヘイムの都市・ウートガルズの王。
旅の途中に立ち寄った雷神トールや邪神ロキら一行を、得意の幻術で困惑させ、士気を挫いてしまいます。
この件ですっかり自信を無くしたトールたちでしたが、ウートガルザ・ロキも彼らの高い攻撃力を警戒。
都市ウートガルズを守るため、街ごと姿を眩ましたのです。
フルングニル【危険度★★★☆☆】

巨人族の猛者。
トールとの一騎討ちに挑みましたが、彼の従者から盾を置くよう指示。まんまと一杯食わされ、大槌ミョルニルを食らって絶命。
しかし、投げつけた砥石もトールの頭に刺さるほどの威力で、かなりの大ダメージ。
まともに戦っていたら…。
フェンリル【危険度★★★★☆】

前述したアングルボザの長男でオオカミの巨人。
神々から危険視され、絶対ほどけない魔法の紐・グレイプニルで繋がれますが、ラグナログでは拘束を解かれ、猛威を奮います。
巨大な口を開いてアースガルズに襲いかかり、最高神オーディンを飲み込んでしまいました。
ヨルムンガンド【危険度★★★★☆】

アングルボザの次男で大蛇の巨人。フェンリル同様、神々から疎まれ、海へと捨てられますが、海底で巨大な蛇に成長。
その大きさは人間の国・ミズガルズを取り囲むほど。
最終戦争では大津波を巻き起こし、毒の霧を撒き散らす暴虐ぶり。
最後は、神々で最も戦闘力の高い雷神トールと死闘の末、息絶えました。
ロキ【危険度★★★★★】

狡猾で残忍、悪知恵のエピソードはきりがありません。
特にヘズをたぶらかし、兄である光の神・バルドルを殺害した事件は最悪で、ロキは追放、毒蛇の拷問を受けます。
しかし、なんとか生き延び、二人の息子フェンリルとヨルムンガンドを率いて巨人たちに加勢。
最終戦争ラグナログでは、大災害をもたらしました。
スルト【危険度★★★★★】

意外かもしれませんが、単体の危険度はスルトがNo.1。
最も古い巨人の一人で、灼熱の国ムスペルヘイムの首領。
赤々と燃える炎の剣は、アースガルズの三大神・フレイを一撃で殲滅。
火力も強力で、世界樹ユグドラシルを焼き払い、この世の全てを火の海に沈めたのはスルトの業火。
率いる炎に包まれた軍勢も大変危険で、彼らを自由に統率出来ることから、広範囲で同時多発的に被害を与えることも可。
スルトを敵に回した瞬間、アナタの命は間違いなく終わります。
最凶はどいつだ?
当初は肉弾戦のみで順位付けする予定でした。
ただ、そうなると単純接触でダメージを与える巨人だけに限られてしまいます。
そこで、間接的な被害度を含めて、もう一度、順位を見直すことに。
思案に思案を重ねた記事で、バランス良くランキング出来た!?

完全自己満です。あしからず。
例えばアングルボザ。彼女自身の攻撃力は大したものではありません。しかし後の厄災になる三人の巨人(フェンリル・ヨルムンガンド・ヘル)を産んだことは、アングルボザにしか出来なかったこと。

ロキの遺伝子を強力なモンスターへと変換させた点で、彼女はやはり危険。
スコルとハティは、常世の闇をもたらし、天変地異を引き起こした張本人。
もしも太陽が消えれば、生命に必要なエネルギーを確保出来ず、植物や農作物は勿論、人間そのものにも大きな被害をもたらしたはず。
ウートガルザ・ロキの幻術は、かなり強力。
危険と見るや、自国を視界から消し去るほどの魔力は、北欧の神々よりも上。
本気を出したら、(恐らく)相手の精神破壊も可能で、スルトやロキに劣らない実力者。
ただ、それらを考慮してもスルトの力は最上位。
イメージ的には「火の七日間」。

スルト自身も神と同等かそれ以上の力を秘めていますが、率いるムスッペルたちもかなり強力。

うーん。結局、みんなヤヴァそうだけど???
数字で計れない被害を考えれば、どれもヤヴァイ連中なんですけどね。
そしてそんなことを考えながら、妄想を巡らせる管理人も、まあまあヤヴァイ。
でも、楽しいからイイじゃない。
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