本棚を晒す【珍本これくしょん vol.18 「少年少女世界SF文学全集 恐竜世界の探検」】

少年少女世界SF文学全集 恐竜世界の探検

で、出たーーー!

 

これぞ珍本中の珍本。古本屋さんでの遭遇率は、ほぼ0%。

 

発見したときは、何度も目を疑いました。

 

抜け忍
抜け忍

もちろん即買い!

 

万が一紛失しないよう、鞄を抱きしめて帰宅。おもむろに取り出し、ゆっくりページをめくったときの感動たるや!

 

あかね書房少年少女世界SF文学全集は、学校図書館の本棚に並び、子どもたちの想像力を無限に掻き立てました。

 

抜け忍
抜け忍

背表紙を見ただけでもワクワクしたよ!

 

特に「鋼鉄都市」「恐竜世界の探検」「地底世界ペルシダー」「海底二万リーグ」「怪奇植物トリフィドの侵略」などは、何度も読み返しました。

 

読むたび、妄想もイマジネーションも広がり、いつもの景色が全く違うモノに見えてきたのです。

 

・駄菓子屋 → 実はスパイの下部組織
・近所の沼 → 実は古代生物の住みか
・学校の教師 → 実はアンドロイドetc. 

 

これらの読書体験が現実逃避する力を非力な少年に与え、苦痛だった義務教育を乗り越える原動力にもなりました。

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「少年少女世界SF文学全集 恐竜世界の探検」のレビュー

値段 ★★★☆☆ 700円。明らかなエラー価格。
内容 ★★★★★ 子ども向けでも侮れません。多少の要約はありますが、内容は大人の読書にも充分耐えます。
遭遇率 ★☆☆☆☆ 0%。この一冊を最後に、どこの古本屋さんでも見かけたことはありません。
スキ度 ★★★★★ 絶対手放しません。手放すもんですか。

読者諸君、きみたちは - あ、そうだ、まず、ぼくの自己紹介からはじめよう。ぼくは、イギリスでも有力な新聞として名のとおっている、ロンドンの『デイリー・ガゼット』紙の若手記者だ。名まえは、エドワード・マローン、おぼえていてくれたまえ。

引用:コナン・ドイル「恐竜世界の探検」

今、読み返すと、マンガをノベライズ化したような文体。これは旭丘光志(あさおかこうじ)さんの挿し絵を意識したものでしょう。

 

抜け忍
抜け忍

味わい深い絵ですな。

 

ちなみに原題は「THE LOST WORLD(失われた世界)」。ジュラシックパークの続編は、この小説が元ネタ。

 

どこかで恐竜は生きのびている

 

きっとスピルバーグも、強力な妄想に取り付かれたに違いありません。

 

この作品には、大の大人を揺さぶるパワーが確実に潜んでいるのです。

 

抜け忍
抜け忍

現在も新訳版で読み継がれてるよ!正に古典!