本棚を晒す【珍本これくしょん vol.27 「辺境の惑星」】

アーシュラ・K・ル=グウィンが、またハードル高いんです。

 

あくまで私の場合ですが、とにかく固有名詞が入ってこない!

 

音節の区切りが独特で、慣れない発音にも超!苦戦。

 

例えば、

ジャコブ・アガト
フル・パイロットソン
アラ・パスファル
ジョンケンディ・リ
セイコ・エスミットetc…

これらはファーボーン(farborn)と呼ばれる種族の登場人物なんですが、もうシンドイ。いちいちメモしながら、誰が誰で誰と関わっているのかを納得しながら読むので、ページをめくるスピードも遅い遅い。

 

抜け忍
抜け忍

それが楽しかったりするんだけどね。

 

結局、たった200ページを読み終えるのに8時間近くかかってしまうワケです。

 

ただ、ストーリーはシンプル。

凶暴な北の種族ガールに対抗すべく、異世界からやってきたファーボーンと原住民トバールが同盟を組んで対抗するというお話。

 

ファーボーンにもトバールにも、それぞれ部族としての慣例やプライドがあるため、お互いを受け入れがたいのですが、ガールの強大な軍勢に立ち向かうため手を組みます。

 

その後は、多大な犠牲を払ってガールを退けることに成功、トバールの娘ロルリーは、ファーボーンの族長アガトと結ばれ、新たな歴史の始まりを予感させつつ終演。

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「辺境の惑星」のレビュー

値段★★★★★200円。明らかに掘り出し物。
内容★★★★★たった200ページながら壮大なスケール。種族の存亡をかけた戦いに引き込まれます。
遭遇率★☆☆☆☆古書店での遭遇率はほぼ0%。特にサンリオ文庫版はレア度SSS。
スキ度★★★★★設定が細かいので、時間がある方向け。ただ、ハマれば中毒率200%。

アーシュラ・K・ル=グウィンと言えば「闇の左手」を思い浮かべる方も多いと思いますが、私は挫折しました。

 

今こうして「辺境の惑星」を読み終え、改めてその理由も解ったのですが、読書は心の余裕がないと楽しめませんね

 

特に細かい設定や人物のキャラクターを把握しないと、ストーリーにものめり込めないし、内容理解も乏しくなります。

 

抜け忍
抜け忍

パラパラと斜め読みするだけじゃもったいない!

 

それに気づかせてくれたことは、何よりの収穫でした。

 

一度は挫折したル=グウィンですが、今度は時間をかけて取り組んでみます。

 

それに応えてくれる読み応えも、きっとありそうなので。