本棚を晒す【珍本これくしょん vol.28 「超革命的中学生集団」】

誰が読んでも厨ニ病丸出しのタイトル。 

 

そしてカバーイラストは永井豪さん。

さらに平井和正さんが著者とくれば、買わないワケにはいきません。

 

内容もハチャメチャ。

 

主な登場人物は宇宙からの飛来者によって、超能力を覚醒させられた6人の中学生たち。

その後は世のため人のため、力を計画的に使うべく超革命的中学生集団を結成。

 

しかしそこは理性の乏しい中学生。少しずつ力の行使に酔い始め、お互いの理想がズレ始めると、一気に内部分裂。

 

特に田代進一郎は第三帝国色に染まり、軍事力を背景に世界制覇を目論みます。

われわれの敵とは、愚かな厳正人類すべてだ。わが〈超革中〉は、ホモ・サピエンスどもの既存の社会体制に挑戦し、権益をあらそい、敵の体制そのものを粉砕しなければならない。当然のこととして、猛烈な抵抗と反抗が予想される。しかしわれわれ〈超革中〉はかならずこの闘争に勝利する。

13歳で、ここまで立派な思想を持てるのもスゴいのですが、最早デスノート。

 

事態を収束する手段はただ一つ。マッドサイエンティスト綿引宏の発明したマージャン型のタイムマシンで、時間を巻き戻すのみ。

 

巻き戻したあとは、何も騒がず、全てをやり過ごす。

 

宇宙は崩壊し、全ては宇宙人と出会う前に戻ったものの…これで大団円???

スポンサーリンク

「超革命的中学生集団」のレビュー

値段★★★★★100円。思ったより装丁がボロッボロ。仕方がありません。
内容★★★☆☆スタンドや悪魔の実のような超能力バトルにデスノート的展開をプラス。いっそ漫画化希望。
遭遇率★★☆☆☆永井豪さんのイラスト版は見たことがありません。即買いでした。
スキ度★★★☆☆キライじゃないけど、やや荒削り。

色々とにぎやかな超革命的中学生集団ですが、永井豪さんの画風が、かなり小説にフィット、どちらが著者かわからなくなってしまうほど。

 

平井和正さんと言えば、どうしても幻魔大戦を意識してしまうので、ライトな作風に違和感も感じます。

 

ちなみに当時のパンフレット。

はじめてテレビCMを見たときはショックで脳天ブチ抜かれました。それまでの清く明るく楽しいアニメとは一線を画し、どこかオドロオドロシイ。

 

サイオニクス戦士の設定も完璧で、滑らかなアニメーションも印象的でした。

 

抜け忍
抜け忍

ELPのテーマも鳥肌モン!

 

超革命的中学生集団にも壮大なエンディングを期待しましたが、なんとな〜くソフトランディングで着地。

 

やっぱり永井豪先生の影響でしょうか。イラストのクセが強すぎて、本文が入ってきません。

 

抜け忍
抜け忍

いっそ読み切りで漫画化してほしいくらい。

 

結局どっちつかず?なんだかモヤ〜っとするのです。