本棚を晒す【珍本これくしょん vol.36 「格闘技通信」】

格闘技通信の表紙

その昔、格闘技ファンの間で、貴重な情報源として愛読された雑誌がありました。

 

それが「格闘技通信」。「ゴング格闘技」と供に、業界の動向をキャッチするためのマストアイテムでした。

 

まだインターネットの普及率もそこそこだったので、海外選手のデータや試合結果などは、特に重宝しました。

サッグモンコン・シッチューチョークは、来日して戦ったこともあるムエタイの名手です。

 

他にもラモン・デッカーやムラッド・サリ、など、海外キックボクサーの華々しい活躍が、常に紙面を賑わせていました。

 

抜け忍
抜け忍

ホント懐かしい!立ち技格闘技だけでなく、組み技も全盛期だったよ。ヴォルク・ハンの飛びつき腕十字にシビレた思い出よ!

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「格闘技通信」のレビュー

値段★★★★★内容充実で100円はお得すぎ。
内容★★★★★当時全盛を極めた選手は、ほぼ網羅。今読んでも、かなり貴重な情報源です。
遭遇率★☆☆☆☆既に廃刊なので、バックナンバーも遭遇率低め。
スキ度★★★★★表紙の村濱武洋(むらはまたけひろ)は、イベントにも参加するほどの大ファンでした。

ここまで散々海外推しでしたが、もちろん日本人選手もアツい!

左から角田信朗 / 船木誠勝 / 立嶋篤史

 

80年代までの格闘技界は空手とお家芸の柔道がメインでしたが、それ以外の競技でも、少しずつ技術体系が確率、90年代には素晴らしい日本人格闘家が、次々と誕生したのです。

 

抜け忍
抜け忍

前田憲作や小野寺力など、ビジュアル売りの選手も増えたよ!

 

抜け忍
抜け忍

ちなみに当時のトレンドは「打倒ムエタイ!」「打倒グレイシー!」。

  

特にグレイシーは一族は「黒船」と称され、数々の日本人選手を飲み込んできました。

グレイシー一族のトップに君臨したヒクソン・グレイシー

 

ですが、そのブランドも桜庭和志がホイス・グレイシーに勝利した頃から徐々に崩壊、ヨーロッパの強豪たちも次々と台頭し始め、一族の繁栄も衰退していきました。

 

抜け忍
抜け忍

興行主の「PRIDE」は大成功を治めたよ!

 

現在も続くK-1や、21世紀の格闘技イベントRIZINは、間違いなく90年代のファイターたちが血と汗と涙をリングに流し続けた賜物。「俺たちにもやれるんだ!」と言う気概が、当時の日本人選手に火を付けたことは、言うまでもありません。

 

格闘技通信をめくるたび、そんな熱量が紙面から伝わり、なんとも言えない、アツいものが込み上げてくるのです。