本棚を晒す【珍本これくしょん vol.5 「科学のアルバム 森のキタキツネ」】

児童書って読みますか?

 

BOOKOFFで、わき目もふらずに漁っているオッサンは私です。

 

抜け忍
抜け忍

たま~に変な空気になります(馴れたけど)。

 

児童向けの本には、それだけの価値があるんです。

 

科学のアルバム」も、そんな一冊。

 

学校や近所の図書館で100%目にしますが、古本屋さんで見かける機会はめっきり減りました(特に旧版)。

 

内容はどれも素晴らしい。完成度も高め。

 

今回の一冊はキタキツネの一年をまとめたドキュメント。

 

右前足の一部がないメス親と子ギツネの生態を、著者(右高英臣)の感情を交えず淡々と描きます。

 

 

「かわいそう」とか「がんばれ」と言った、安っぽい主観はありません。

それでは「志◯どうぶつ園」のようになってしまう。

 

 

各々が自由に感想を持つこと。自由な発想で考えること。それがこの本の格式を飛躍的に高めています。

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「科学のアルバム 森のキタキツネ」のレヴュー

値段 ★★★★★ 100円。ありえませんよ。この値段は。
内容 ★★★★★ ナショナルジオグラフィックにも匹敵。
遭遇率 ★★☆☆☆ 新・旧版とも、中々見かけません。
スキ度 ★★★★★ スキに決まってます。

繰り返しになりますが、この本がスゴいのは、徹底的に主観を排除して、「ありのままの自然」を載せていること。

 

子供向けの簡潔な説明もリアル。

足あとを追っていると、キツネの死に出会うことがあります。
キタキツネは、親に育てられている間やひとりだちの時期に、病気やけが、交通事故などで多くが死んでいきます。

引用:「科学のアルバム 森のキタキツネ」

 

ちなみにイギリスのBBCでは、動物の補食を普通に流します。

無理して視聴する必要もありませんが、手垢の付きまくった日本の番組とは大違い。

 

抜け忍
抜け忍

商業ベースだから、しょうがないよ(=誰もリアルは見たくない)。

 

それでも、バランスの悪い自然観は危険。

 

補食シーンはその典型。ただの食事風景です。よくある自然の営みでしかありません。

それをよせば良いのに、草食動物の悲劇に仕上げてしまう。

 

そうなると極端な思想の方も生まれてくるワケで…。

 

ここから先は肉食動物よりコワイので書けません。