本棚を晒す【珍本これくしょん vol.6 「ダーティペアの大冒険」】

ダーティペアなんか見てんじゃねーよ!

引用:サンライズ

 

いや、見るでしょ。裸同然の女の子がテレビで視聴出来るんですよ。しかも全国ネットで。

 

思春期男子なら見るなって方が無理。

 

むしろ「俺は女に興味ねーぜ」とかカッコつけているヤツほど、アニメージュとか立ち読みしているからタチ悪いよ。

 

それはさておき。

 

このダーティペアが素晴らしいのは、露出度の高い衣装だけじゃなくて。

原作も秀逸。軽快なタッチでサクサク読めるスペースオペラの傑作なんです。

 

抜け忍
抜け忍

二人の破天荒なキャラがタマラン!ギリギリ下品にならないところも良かった!

 

ダーティペアの世界観(原作)
ケイ(人間)
・年齢:19歳
・身長:171cm
・体重:54kg
・スリーサイズ:91・55・91
・見た目:赤毛・ウルフカット

ユリ(人間)
・年齢:19歳
・身長:168cm
・体重:51kg
・スリーサイズ:88・54・90
・見た目:黒髪・長髪・色白

ムギ(実験動物) 
・クァール族の生き残り
・猫に似た頭と黒い胴体
・言語を理解する高い知能
・長い触手で作業をこなす
・電気系統に強い(修理・改造等)

二人の職業
・トラブルコンサルタント(通称トラコン):やっかいな難事件の解決など

二人の特殊能力(原作のみ)
・千里眼:事件の手がかりを映像化できる

 

ムギの設定はアニメ版と、かなり異なります。原作の読者層とテレビの視聴者層を考慮した模様。

引用:(左)サンライズ (右)ダーティペアの大冒険

 

千里眼(クレアボワイヤンス)は、お互いの手の平を合わせて発動させる超能力の一種。

引用:ダーティペアの大冒険

断片的ながら「事件の手がかり」を映像化。こちらも原作のみの設定。

 

ちなみにサムネの二冊ですが、左はハヤカワ文庫。右は講談社英語文庫

英語版は裏表紙がムギ

アニメを大量生産した80年代は、様々なメディアがブームに乗っかりました。

 

英語産業も、その一つ。

安彦良和さんの表紙も、英語版は若干アニメチック。

 

中の挿し絵も一点だけ変えてます。

(左)ハヤカワ文庫 (右)講談社英語文庫

こんな違いをニヤニヤ楽しむのも、古本集めの醍醐味だったりします。

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「ダーティペアの大冒険」のレビュー

値段 ★★★★★ どちらも100円。
内容 ★★★★★ テンポはもちろん、チャーリーズ・エンジェルのようなノリも大スキ。
遭遇率 ★★★★☆ かなり出回ってます。
スキ度 ★★★★★ 好きですよ。色んな意味で。

さてと。ダーティペアと言えば、アレですよアレ。

 

もう一つの傑作にも触れずにいられません。

 

そうです。「クラッシャージョウ」です。

(↓自前のパンフレット↓)

原作は同じく高千穂遥さん。同名映画では、イラストを担当した安彦良和さんが監督を務めました。

 

ここで言いたいことは一つ。

 

お時間のある方は劇場版を是非!

 

細かい設定や、飽きのこない場面展開など、SF映画の見本市のような作品。

抜け忍
抜け忍

要はノリがイイってこと!

 

80年代は、ベトナム戦争の終焉と供に、作家性の強いアメリカンニューシネマも終了。

 

アメリカでは反体制をモチーフにした映像より、夢や希望を謳ったスターウォーズなどの、スペースオペラが好まれました。

 

「クラッシャージョウ」も、その追い風の中で産まれた作品。

 

テイストは和製SWですが、スケール感も世界感もオリジナリティがあって、今でも視聴できます。

 

抜け忍
抜け忍

その後はクローンのような作品も生産されたよ。

 

やっぱり80’sはオモシロイ。

野心的な作品も多く、来るべき21世紀に向け、とてもエネルギッシュな時代でした。

サイコーと言ったらサイコーなんです。

例え懐古厨と呼ばれようとも。