本棚を晒す【珍本これくしょん vol.9 「闘魂」】

極真空手の門を叩いたのは、忘れもしない1994年。

丁度、大山倍達が亡くなった年。長い葬列がニュースで流れたことも、よく覚えています。

 

当時はこれと言った予備知識もゼロ。ただただ「強くなりたい」の一点で入門しました。

 

結果、強くはなりませんでしたが、虚弱体質が改善、長年患ったアトピーも解消し、まんまと空手にハマったのです。

 

抜け忍
抜け忍

性格も明るくなったかな。ほんの少しだけど。

 

それまでブルース・リー大好きマンだった私ですが、空手家たちもヒーローとして崇めました。 

当時憧れた空手家
・成嶋竜
・黒澤浩樹
・ニコラス・ペタス
・ギャリー・オニールetc.

もちろん大山倍達も崇拝。自伝を買い揃えては読みふける日々。

 

彼の伝記で語られることは、とにかく実践。実践あるのみ。徹底した実践主義の発信です。

 

圧倒的な腕力とタフネスで外人レスラーをなぎ倒し、ギャングをねじ伏せ、牛を一撃でノックアウト(多くの著書で語られる定番のエピソード)。

 

その人智を越えたパフォーマンスに、礼節を重んじる武道が融合。

 

カラテ=悪」のイメージを覆し、極真ブランドは世界中から称賛され、受け入れられました。

スペイン皇太子に昇段状を授ける大山倍達
ヨルダンの皇太子妃殿下(左)と王妃陛下(右)
当時の佐藤栄作首相は極真会会長に就任
引用(上記三点):大山倍達「闘魂」

著書「闘魂」でも、お馴染みの大山節で数々の逸話を披露。日本人を叱咤激励してくれます。 

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「闘魂」のレビュー 

値段 ★★★★★ 100円。この値段で倍達のイズムを学べるのはお得すぎ。
内容 ★★★★☆ 迫力もスケールも桁違い。多少の時代錯誤はご愛敬。
遭遇率 ★★☆☆☆ 中々難しいかも。 
スキ度 ★★★★★ 手放せませんね。コレクションとしても◎。 

ここ数年来、よく商社マンが、空手を習いにくるようになった。みんな有名大学を卒業して、将来を嘱望されているような人たちばかりだが、別に大学時代に空手をやっていたわけでもないし、どうした心境の変化だろうと聞いてみると、海外へ派遣されたときに、空手をある程度身につけていると、相手の信用が全然違うというのだ。

引用:大山倍達「闘魂」

信じられますか?

空手を身につけることが、何よりも重視された時代があったんです(1972年刊)。

 

抜け忍
抜け忍

一般的な「資格」と同じ扱いだよ。

 

欧米では、今以上にアジア人の差別が激しく、「空手」の二文字でしか、彼らを説得する術はありませんでした。

 

ここで言う説得とは、もちろん相手を叩きのめす力。シンプルに「どちらが強いんだ?」と言う発想。

 

大山倍達も現地で差別を味わい、その度、空手で(=腕力で)相手を説き伏せてきました。

 

商社マンにそのレベルが求められないとは言え、当時から結果と実績でしか人は信用されません。それはどこの国に住もうと一緒。

 

抜け忍
抜け忍

昔も今も分厚い実績のみがブランドになるんだ

 

…なんだかムズムズしませんか?

ハッタリだらけのSNSに。

プロフィールを盛りまくったアカウントに。

倍達の爪の垢を飲ませたくなりませんか?

私だけ???

抜け忍
抜け忍

リッター単位で飲ませたい!