趣味を探して実りある人生を【さかなクン / 橋本武 / 南方熊楠の生き方】

なんだか毎日シンドイ。やたらツラい。面白くもなんともない。

そんな時、ガス抜き出来たらイイですよね。息抜きできたら楽しいですよね。

実は今、趣味を持つことが、仕事を持つことと同じくらい重視されています。

なんでかって?

日本人は趣味でキチンと逃げ場を作る必要があるから

その理由は脳の気質が関連しています。

引用:中野信子「努力不要論」
引用:中野信子「努力不要論」

引用のセロトニンは、ストレスを和らげ、精神のバランスを整える重要な神経伝達物質。

セロトニントランスポーターとは、そのセロトニンをリサイクル出来る機能。量が多いほどセロトニンを効率良く使えるのですが、日本人は残念ながら少なめ。

物事をマイナスに捉えたり、何かと悲観的に考えがち。

そんな時こそ趣味を探すべき。

長い人生で好きなことが見つかれば人生は豊かになります。例えお金がなくとも、生きがいさえあれば、日々を乗りきっていけます。

それを身を持って証明したのが今回の三人。

好きなことを好きなだけ学んで、人生を謳歌した(or 謳歌している)お三方です。

スポンサーリンク

さかなクン

出ました!大本命!

こんなシアワセな方って居ます?

いつも楽しそう。

好きなことを見付けて、そのことについて考えているだけ。

さかなくんは、その名の通り魚が大好き。

お魚が好きで好きで。とにかく大好きで。ただひたすらお魚さんたちだけを夢中で追いつづけていたら、気がつくと「さかなクン」としてこの場所にいました。
そんな奇跡のような、けれど必然のような、なんだか不思議なわが人生。でも半生を振り返ってみて、ひとつだけ確かだと思えることがあります。
それは、”好きに勝るものはなし“ということです。

引用:さかなクン「一魚一会」

結論…出ちゃいましたね。

ちょっと長めですが、とても大切なことなので引用しました。

近頃、モチベーション維持はどーのこーのと言った記事や動画配信を見かけることが増えてきました。

でも、大前提を問いたい。

それ、好きなの?

優先順位は、とにかく稼げるから。儲かるから。

好きでもないプログラミングや外国語に手を出して挫折する方の多いこと多いこと。

ホントは大好きなことって、そう簡単に見付かるもんじゃない。

だから、それが見付かった方はラッキー。

なぜって?

それだけで人生は成功したようなもんだから。

さかなクンのスタートもお金が目的じゃない。名誉や肩書きもいらない。

ただ純粋に魚について考えているうちに、イジメを克服出来た。友達も増えた。クイズ番組で優勝した。周りに認めてもらえた。気付けば人に教える立場になった。そして天皇陛下に謁見するまでになった。

「好き」のパワーは強力人生を前進させるエンジン

結局、好きなことだけやっていれば、何かと上手く行くんです。

そう強く信じています。

橋本武

橋本武先生は伝説とまで言われた灘高の元国語教師。

実は生粋の趣味人でした。それもかなりの多岐にわたって。

思えば私の趣味遍歴も多岐多端に及んだものです。ものになったものこそないけれども、趣味は仕事とは違うのだから、ものにしなければならないというものではない。要は楽しめればいいわけです。逆に、楽しめなければもはや趣味とはいえない。

引用:橋本武「<銀の匙>の国語授業」

何か趣味を始めたい。

そして、出来ればお金を稼ぎたい。

キモチは解ります。

ただ、お金をモチベーションにすると挫折率は一気に高まるでしょう。

どんなにツマラナイことでも、好奇心を優先して取り組んだ方が良いんです。

他人に認められなくても、自己満でOK。

橋本先生の趣味は、郷土玩具集めや蛙グッズの収集、オシャレへの傾倒など、いずれも稼ぐこととは無縁のもの。

還暦を迎えて宝塚にもハマりしましたが、まさかタカラジェンヌに白寿のお祝いをしてもらうなんて思ってもいなかったはず。

出典:橋本武「<銀の匙>の国語授業」
抜け忍
抜け忍

ステキ過ぎるでしょ。

好きなことを見付けて楽しむ。

それのみが人生を豊かにするんです。

南方熊楠

大トリはニートの星★南方熊楠大先生。

先に言っておきますが、この方の生き様は誉められたもんじゃありません。

なんせ家の財産を食い潰して留学とも遊学とも言える自由気ままの日々。

抜け忍
抜け忍

それもマイナーな粘菌の研究。

結局、何一つ学位も取らずに帰国。

身内からは、かなりの非難を浴びました。

つまり、趣味なら金をかけずにやれよと。

熊楠本人は学ぶことを楽しんでいたので、肩書きはどうでも良かったのです。

抜け忍
抜け忍

当時の感覚では理解出来ませんよね。

とは言え、その真剣さは相当なもの。

強力な好奇心も全く衰えず、晩年になっても庭先で粘菌を採取、遂には自らの名前にちなんだ新種を発見しました。

新種の粘菌ミナカテルラ・ロンギフィラ 出典:南方熊楠顕彰館

そして、後にその発見を耳にした昭和天皇から、ご進講(身分の高い方に講義をすること)の提案が!

抜け忍
抜け忍

さかなクンと同じ神展開!

断る理由はありません。

非難され続けた生き様を認めてくれたのだから。

熊楠はご進講に全てをかけました。

講義は軍艦長門の上で行われ、陛下の希望で5分延長するほどに白熱。

帰宅後、熊楠は嬉しさのあまり都都逸を唄い尽くし、二日間眠り続けたそうな。

出典:学習まんが人物館 南方熊楠

その後もアマチュアイズムを貫き、権威を嫌い、自らの信条を徹底した熊楠。

最後は次々と友人が亡くなるのを見送り、心細さから体調を崩し、74歳の生涯を終えました。

スポンサーリンク

好きなことの見つけ方

こればっかりは、自分に問い続けるしかありません 。

諦めたこと。やりかけたこと。三日坊主で終わったこと。

何でも良いんです。思い出したら、勢いで始めてみてください。

その際、注意したいのは、あくまで主観を重んじること。避けるべきは以下の三点。

・他人から見たらカッコいい
・なんとなく流行に乗ってみる
・副業として収入を得たいからやってみる

いずれも貴方の主観ではなく、他人の目線や社会全体の風潮に従ってるだけ。勿論、長続きしません。

抜け忍
抜け忍

好きでもないことって続かないでしょ?

逆に貴方が好きなことなら、どんなにニッチでマイナーなことでも始めるべき。

趣味が人を育み、人生を豊かにするのは、三人の偉大な趣味人が証明してますよね?

心の拠り所を持つ意味でも、趣味を見つけることは、とっても大切。

それは自分だけの掛け替えのない財産になります。

間違いありません。